藤沢周平 読みはじめセット
| 商品番号 |
949904101 |
| 販売価格 |
5,380
円(消費税込・送料別・手数料別) |
藤沢周平の長女・遠藤展子さんがセレクト。藤沢周平の魅力を知る、チャンネル限定読みはじめセット

写真提供:文藝春秋
チャンネルでお楽しみいただいている「ドラマで楽しむ藤沢周平の世界」。
この特集放送にあわせ、作家・藤沢周平の魅力に触れることができる“読みはじめ”セットをご用意しました。
藤沢周平の長女・遠藤展子さんが選んだ、チャンネル限定7冊のオリジナル・セットです。
遠藤展子さんからのメッセージ
日ごろ藤沢周平作品を映像でご覧いただきありがとうございます。
まだ小説に触れていない方の為に親しみやすい父の作品を集めました。
この「藤沢周平 読みはじめセット」の中で、私が一番好きなのは『橋ものがたり』です。
皆様の心に残る一冊を見つけて下さい。
遠藤展子(えんどう・のぶこ)
エッセイスト、藤沢周平の長女。鶴岡市立藤沢周平記念館の監修など、父に関わる仕事に携わる。
著書に『藤沢周平 父の周辺』(文春文庫)、『父・藤沢周平との暮し』(新潮文庫)がある。

『蝉しぐれ』(文庫)
文春文庫/初版:1991年7月10日発行
※「蝉」の字は旧字体。右の「単」の上部が「ツ」ではなく「□□」と記します
遠藤さんおすすめコメント
「おやじを尊敬していると言えばよかったんだ」と後悔する主人公牧文四郎。「人間は後悔するように出来ておる」と慰める友人逸平。私の心に深く染みる場面です。家族愛・友情・恋愛、武家の少年が青年になるまでの成長を描く、父の代表作と言われる長篇小説です。映画・ドラマにもなりました。

『隠し剣 孤影抄』(文庫)
文春文庫/初版:2004年6月10日発行/「邪剣竜尾返し」「臆病剣松風」「暗殺剣虎ノ眼」「必死剣鳥刺し」「隠し剣鬼ノ爪」「女人剣さざ波」「悲運剣芦刈り」「宿命剣鬼走り」収録
遠藤さんおすすめコメント
隠し剣シリーズの第一弾。「自作再見――隠し剣シリーズ」というエッセイで、「ここには私のこのあとの武家小説に共通する微禄の藩士、秘剣、お家騒動といった要素がすべて顔を出し、私の剣客小説の原型をなしているという意味で、愛着が深い短篇集になっている」と書いています。
藤沢周平剣客小説の原型となるこの小説を皆様にお薦めします。

『橋ものがたり』(文庫)
新潮文庫/初版:1983年4月25日発行/「約束」「小ぬか雨」「思い違い」「赤い夕日」「小さな橋で」「氷雨降る」「殺すな」「まぼろしの橋」「吹く風は秋」「川霧」収録
遠藤さんおすすめコメント
これは私の一番好きな本です。さまざまな橋の上で繰り広げられる、江戸の庶民の生活に、自分自身の人生を重ね合わせて読むことが出来る短篇集です。
どれも大好きな作品ばかりですが、最近は「約束」と言う話が好きです。幸助とお蝶というまだ十代前半の淡い恋心を持った二人が、五年後に奉公先の年季が明けたら萬年橋の上で会おうと、二人だけの秘密の約束をします。しかし、五年の歳月は若い二人に思いもかけない苦労と心境の変化をもたらします。幸助とお蝶が無事に再会することが出来るのか・・・
本を片手に、作品に登場する橋を巡ってみるのも楽しいかもしれません。

『用心棒日月抄』(文庫)
新潮文庫/初版:1981年3月25日発行
遠藤さんおすすめコメント
この作品は父が初めて読者を意識して書いた作品です。父曰く、気持ちの変化が出ている、転機の作物であると語っています。用心棒稼業の傍ら、追ってくる刺客を常に意識している青江又八郎。赤穂浪士の動きと絡めた、読みごたえのあるエンターテイメント性の強い作品です。
他に『孤剣』『刺客』『凶刃』の四冊からなるシリーズです。テレビドラマ『腕におぼえあり』の原作で、時代劇専門チャンネルでご覧いただけます。

『春秋の檻 獄医立花登手控え(一)』(文庫)
講談社文庫/初版:2002年12月15日発行
遠藤さんおすすめコメント
時代劇専門チャンネルで放送されている『立花登青春手控え』の原作です。立花登は牢医者ですが、父の作品には珍しい設定です。獄医という暗いテーマの作品ですが、どこにでもあるような叔父の一家との何気ない日常生活が、読む人の心を和やかにするのではないでしょうか。

『闇の穴』(文庫)
新潮文庫/初版:1985年9月25日発行/「木綿触れ」「小川の辺」「闇の穴」「閉ざされた口」「狂気」「荒れ野」「夜が軋む」収録
遠藤さんおすすめコメント
映画『小川の辺』の原作を含む七つの短篇小説からなる一冊です。この本の中には父が生まれ育ったころの故郷の風景がたくさん顔をのぞかせています。故郷の山々や、昔遊んだ川の流れ、季節が移り変わる時に感じる空気など、父の感覚に残る忘れられない原風景を感じて頂くことが出来るでしょう。

『海坂藩大全 上』(単行本)
文藝春秋/初版:2007年1月15日発行/「暗殺の年輪」「相模守は無害」「唆(そそのか)す」「潮田伝五郎置文」「鬼気」「竹光始末」「遠方より来る」「小川の辺」「木綿触れ」「小鶴」収録
遠藤さんおすすめコメント
父の想像から生み出された北国の小藩「海坂藩」。数ある父の小説の中から、海坂藩を舞台にした二十一の短篇作品を集めた本です。上巻には直木賞受賞作「暗殺の年輪」を含む十作品が収められています。「小川の辺」「竹光始末」は映画の原作にもなりました。海坂藩での出来事は現代社会にも通じる、お薦めの一冊です。

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